今回インタビューしたのは、福岡に本社を置くWeb制作会社、 イチマルイチデザイン株式会社 の代表取締役・河東実氏。スキイキを活用したきっかけから、外部人材を起用することの価値、そして会社の将来のビジョンまでお伺いしました。増加する案件に対応するため、経験豊富なWebディレクターをアサイン!― イチマルイチデザイン株式会社はどういった事業に取り組まれているのですか?マーケティングとアートディレクションの2つの視点で、Webサイト制作・運用に必要なUI/UX設計、アートワーク、ディレクション、プログラミングからWeb広告運用までをワンストップで提供しています。ほかにも、デザインを主軸にしたブランディングやWebコンサルティング、AI(機械学習)を活用した分析からの運用改善提案なども行なっています。― どのような組織体制ですか?当社は、エンジニア、ディレクター、デザイナーの10名でやっています。様々なクライアントから制作や開発の相談を私が受け、アカウントディレクターへと引き継いでいます。売上管理などもディレクターが担当しますね。私は、会社全体、そしてチームの全体を見ています。― どのような課題があって人材を探すことになったのでしょうか?案件が増えたことによって、人材も増やす必要が出てきました。当社のクライアントは、飲食業界からWebアプリ、人材など様々です。企業の予算がデジタル(Web)へシフトしたことが背景となり、制作や開発の相談を受けることが増え、Webディレクターが不足していました。エンジニア、デザイナー、マーケティング支援の経験があり、システムや要件定義から入れる方を探していました。全体の流れを把握している経験値のある人材のほうが、経験上、いい品質の仕事をしてくれると思っています。即戦力となるプロ人材を集めるためにスキイキを活用!― スキイキを知ったきっかけは何だったんですか?スキイキからのメールがきっかけになりました。たまたま開いたメールで、マイナビが新しいサービスを始めたことを知りました。ちょうど人材を探していたこともあり、話を聞いてみようと思いましたね。― スキイキを利用する決め手になったのは何ですか?豊富な知見や経験を持つプロ人材とマッチングできることです。必要なスキルを持った人をきちんとアサインできるようにしたいと思っていたので、スキイキのサービスの話を聞いてちょうどいいなと感じました。スタートしたばかりのサービスということもあって、一緒にやっていけそうだと直感的に思いました。余談ですが、担当者の方が「もう少しこうしてほしいなどがありましたら対応しますので」という親切なサポートも気に入りました。― スキイキ導入に関して不安だったことはありますか?特になかったですね。サービスに関しての不安などはなく、実際に人材と話してみてからだと感じました。Web業界の特性かもしれませんが、契約形態はあまり意味をなさないように思います。即戦力となる人材を集めて、チームを大きくする必要性があったので、新たな人材マッチングの手段として期待していました。たった1週間程度で外部人材とマッチング!コミュニケーション力を重視― 実際に求めていた人材とすぐにマッチングできましたか?スピード感は早いほうだったと思います。とりあえずやってみようという感じで、CTOに書類を確認してもらい、私が面談を行なってスムーズに進みました。1週間程度だったかと思います。― 採用の基準や重視していることはありますか?雇用形態に関係なくスキルを重視しています。なので、実際に作ったものを見せてもらったり、説明してもらったりして、プロジェクトマネジメント力や使える言語、価値観が当社の方向性と近いかどうかを確認しています。あとは、コミュニケーション力ですね。― コミュニケーション力というと?面談の際には、話す姿勢や雰囲気を見ています。「相手を喜ばせる会話ができるか」「要点をきちんと押さえて話せるか」「状況を言語化できるか」などです。様々な相談をお客様からいただく当社では、こういったことができないと仕事を回すことはできません。そのため、面談のうちから、しっかり物事をまとめたり、行動調整したりできるのかに着目しています。時間、お金、リソースが限られているからこそ、そういった点は厳しく確認しますね。ココが良かった!外部人材と協働して見えてきたこと― 実際にWebディレクターをアサインしての気付きはありましたか?教育の必要がなく、アサイン当初から高い仕事の品質を求めることができる点がいいなと感じました。もともと、プロジェクトごとのチーム作りはディレクターに任せようと考えていました。受託案件もサービスの立ち上げも行なって売上を伸ばしていく必要があるので、そういった人材を探す第一歩として良い流れとなりました。― リモートワーク環境下で難しいと感じることはありましたか?当社では、半分ほどリモートワークを実施していますが、対面で会っていなくても、面談の際の基準を満たしていれば問題なく業務を進められるということがわかりました。社員かどうかに限らず、私の日報を共有しているのですが、コミュニケーションの一環になっていると思います。業務報告や気になったニュースなどの情報を共有することで、会社の方向性、私自身の価値観を伝える機会となり、アンテナを張るポイントを押さえられると考えています。ディレクターであれば、お客様の課題を解決する必要があるので、ビジネスのこともしっかり理解しておくことが大事だと感じています。また、チームとしての仲の良さも重要です。好きになってもらうことで、最後の踏ん張りが効くと思っています。「このチームのために」というようになることを目指し、日報で毎日積み上げていっています。― 改めて人材に求めているものは何でしょうか?仕事に対する情熱が高いことです。自分で考えて提案してくるような人がいいですね。努力して学び続け、スキルアップしていく人材と一緒に仕事をしたいと思っています。ディレクターは、課題解決のためにものをつくって、徹底的に調べ、追求し、お客様と話して、積み上げていくものです。教育や研修に時間がかけられない分、いきなりトップスピードに合わせられるようなバイタリティが大事になってきますね。― コスト面については、どのように感じていますか?気にしていたらビジネスにならないですね。日本はクリエイティブの単価が低すぎるので、上げていきたいと考えています。なので、人材を増やしたら、それだけ売上につながる案件を取ってくるだけだと考えています。― 外部人材と協働して感じたメリットはどういったことですか?仕事ができる人、尊敬できる人がいると、周りの人たちも伸びてくるとわかりました。今まで、人材確保で予算を多くかけてきましたが、ようやく最適解にたどり着いたと思っています。アサインしてから育てるのではなく、スキイキから即戦力となる外部人材を入れることによって、社内人材にも背中を見せるという意味を持たせることもできています。優秀な人材が周りを巻き込んでいく流れも加速すると考えられます。今後は、社内でも独立するような人も出てくるでしょう。こういった人たちを増やすことで、業界自体も変化していくのではないかと思っています。ようやくスタートラインに立ったという感じですね。― 今後もスキイキを利用しますか?ディレクターは継続して活用します。それ以外にも、アカウントプランニングなどができる人材もアサインできればと思っています。スキイキのサービスは、人材のいいところにフォーカスしているように思います。苦手を克服していくという均質化した人材の育て方とは異なり、その人の良い部分に光を当てて、全員でお互いに伸ばし合う会社にしたいという私の考えと合致しています。「個を活かす」という理念がわかりやすいですね。一緒に仕事をする人材にも力を貸してほしいと思っているので、会社としても、仕事をしやすい環境をつくることが必要だと感じています。そういった意味では、スキイキはジョインしやすいサービスですね。人材側の立場で、スキイキを通して仕事をしたいと思える人が増えると、長く続くサービスになると思っています。