今回インタビューしたのは、アメリカ税務業務を専門に行う 株式会社フェニックスデール の代表取締役・米国税理士の渡邉聡美氏。スキイキを利用して外部人材を活用した背景から、人材とのマッチングの決め手、実際に協働してみてわかったことなどをお伺いしました。顧客情報を適切に管理するために、CRM構築に知見のある人材を探していた!― 株式会社フェニックスデールはどのような事業に取り組まれているのですか?アメリカ税務に関連する業務が主な事業内容です。近年、投資に関心を寄せる方が増えてきている中で、アメリカ不動産投資はますます注目を集めています。日本に比べて中古物件の市場が活発なことや、今後も人口増加が予想されるアメリカで不動産を持つことは、人口が減少している日本よりもリスクが低く、値上がりが期待できるため人気が高まっています。その一方で、専門的な知識を持たないまま手をつけてしまうと予想外のトラブルに巻き込まれる可能性もあります。そうしたトラブルから守るためにも、私たちはアメリカ税務業務を専門としたパートナーとして、個人や法人のお客様のサポートを行っています。現在は、アメリカ税務について親しみを持って学べるよう、YouTubeチャンネルでの動画発信を精力的に行っています。― どのような課題があって人材を探すことになったのか教えてください。ありがたいことに多くのお客様にご利用いただくことが増えてきた反面、煩雑化した顧客情報を適切に管理するのが難しくなってきました。自分達で調べてCRMツールをいくつか試してみたのですが、なかなかしっくりくるものに出会えていませんでした。また、時短勤務の主婦層のメンバーが多い中でスピーディーに進めるのが難しかったり、そういったツールに慣れていないメンバーでも操作や管理がしやすいサービスを選ぶのに頭を悩ませていました。そこで、CRMに知見があり、弊社のニーズにあった設計で管理体制を構築してくださる方に力を貸していただければと思い、今回募集することにしました。― 今回、外部人材で募集することにした理由を教えてください。まずは、目的が限定的だったことですね。なるべく早く、顧客管理の仕組みを構築することが目的でしたので、逆に週40時間ジョインしてもらうことが必須要件ではありませんでした。あとは、人材を雇用すると、給与以外にも雇用保険などコストが発生したり、管理が複雑になってしまうのもネックに感じていました。うちは小規模な組織なので専任の人事担当もいないというのも大きな理由です。また、外注という選択肢も考えましたが、密に連携を取り合って、フレキシブルに相談できるパートナーを求めていたので、よりシンプルに課題解決をすることにフォーカスした場合に、弊社には外部人材活用という方法が合っていると思いました。きっかけはメール広告。フルリモートで自走できる人材との出会いを求めて「スキイキ」を利用。― スキイキを利用することにしたきっかけがあれば教えてください。もともとクラウドソーシングサービスを含めた複数のサービスを利用したこともあり、弊社は外部人材との協働は慣れている方だと思います。これまでも、何かできないことがあったらすぐに専門スキルを持った外部人材にお願いしよう、という方針でやってきました。しかし、使うサービスによって特色が違ったりするので、どこで募集をしようか迷っていたときに、ふとメールボックスを開いたらスキイキの広告が目に入ってきて。「フルリモート対応可能なプロ人材が豊富にいる」といった趣旨のキーワードに惹かれたのと、大手人材会社であるマイナビ運営の安心感とで、問い合わせをしました。― 実際にスキイキを利用してみて、よかった点を教えてください。人材のスクリーニング精度が高いことと、サポートが手厚いことですね。応募者の中から、こちらの求める条件を満たした人材をご提案いただけるのは、本当にありがたいです。特に弊社のような小規模の組織では、スキルセットに加えて人材との相性や業務要件に沿った稼働スタンスなども重要になってきます。マッチングして終わりではなく、人材との面接にカスタマーサクセスの方も同席してもらって、どのように人材を選べば良いのかなど、数多くの企業や人材と向き合ってきたからこその多様な観点で人材選定のアドバイスをいただけるのはスキイキならではの大きな価値だと思います。やはり、私たちのように外部人材の活用に慣れている企業でも、このようなサポートは必要だと感じます。人材導入からわずか3ヶ月で顧客管理の体制を構築!協働成功のカギは?― 今回「スキイキ」を通して活用した人材は、いかがでしたか?リモートでの作業に慣れていらっしゃる方でしたので、コミュニケーション面で不安な思いをすることはなかったですね。今回のミッションでもある顧客管理の設計については、もともとスプレッドシートで管理していたものを見てもらい、課題を抽出いただくことからはじめました。その後、ツールを選定し、大枠の部分を外部人材の方に組んでいただいて、細かい設定などは実務を理解している私たちが調整しながら構築していき、わからない部分が出てきたら都度ミーティングをする形で解決するようにしていました。「まるっとお願いするのではなく、一緒に作っていく」という進め方がよかったのか、外部人材の方に入っていただいて3ヶ月ほどで管理体制が整いました。ただツールを導入して終わりではなく、うまく機能するようにマニュアルなどもご用意いただいたので、外部人材の方の手を離れた今でも問題なく運用できています。あとは、専門的なスキルに加えて、プロフェッショナルとしてのマインドも持ちあわせた人材とご一緒できたのも大きいと思っています。― 御社の思う、「プロフェッショナル」の条件とは?いくつかありますが、ひとつ挙げるとするならば「レスポンスが早いこと」。フルリモートだからというわけでもありませんが、例えば、こちらから何かメッセージを送ったとして、まずは内容を確認したかどうかのリアクションをすぐにくださる方は、一緒に仕事をしていて安心できますね。できる・できないの返事をすぐにしてほしいというわけではなく、顔が見えない状況で仕事をしている中で、できるだけ相手に不安な時間を与えないよう気遣いができる方は「プロ」だと思います。「こんなこと?」と思う方も多いかもしれませんが(笑)、当たり前のことを当たり前にするというのは、意外と難しかったりするものです。