『スキイキ』がスタートしてから、約2年(※2022年10月時点)。現在では、ウェビナーも定期開催するなど、企業とフリーランス・副業人材のマッチングだけではなく、企業の事業課題そのものに寄り添う形でサービスを展開しています。サービスローンチしてまもなくチームに加わった石井。マーケティングの責任者として企業のお悩みに寄り添いながら日々多くの相談に応えています。そんな石井に、「外部人材活用がなぜ今必要?」「スキイキが企業に提供できるものは?」「ウェビナーの場で感じていることは?」など、事業推進担当として持っている想いを聞きました。スキイキの事業推進を担う石井のバックグラウンドは?今、スキイキのチームにおいては、toB向けのマーケティング全般を担当し、リード獲得を目的に戦略実行のところまでを行うのが役割の1つです。事業推進という意味では、社内連携を行い、既存事業のところにアプローチをしてPRしたり、支社を通じて自治体と連携したり、後方支援のような業務も行います。2006年にマイナビに入社して以来、新卒採用の領域で多くの時間を過ごしてきました。はじめの1〜2年は、横浜支社で新卒採用サービスの営業を担当。マイナビや合同説明会などの採用メディアや、企業のウェブサイトや採用パンフレットなどの広報ツールの提案を中小企業や県内企業向けに行っていました。お客様へのテレアポ、訪問、提案、フォローまでほとんど一人で行っていて、結果として、成績にも繋がっていました。次に、大手企業向けに採用の総合提案営業を行う部署に異動。採用市場の中でどのようにブランディングをするか、ハイレベルな学生に何をどのように伝えるか、マーケティングの視点も持ちながら営業を行っていました。同時期に、トレンドとしてグローバル採用が注目されており、お客さんの中には「優秀な人材を海外から採用できないか」という話が挙がっていたため興味を持ち、2012年からはグローバル採用支援の事業運営を担当しました。中国人、韓国人、日本人のメンバー構成で、多様な人材と働く大変さを味わいました。2013年からは事業リーダーとなって、『マイナビ国際派就職』のサイトと、日本人留学生向けイベントの運営に取り組んでいました。その後も部署を変え、大手企業向けの営業推進を担い、販促支援などを行っていました。業務プロセス改善、市場調査、大手企業の採用総括の資料作成、顧客向け講演の一部など、バックオフィス的な仕事ですね。また、フロント支援という立場なので、自分が過去に得てきた営業知識や経験を元に、若手営業の相談に乗ったり、時にはお客さんとのMTGにも参加し具体的にアドバイスをするなど苦労して成長していくメンバーのケアしながら業務に取り組んでいました。かなり自分の今までの経験値を活かせる部分が多かったように思います。「企業という枠組みに囚われない働き方」「適材適所が叶う人材活用」に繋がるスキイキチームに参画2016年頃からは、新卒採用であってもジョブ型やインターン採用など、企業成長に直結するような採用の話が多くなって、市場の変化を体感していました。また、終身雇用や年功型賃金制度の限界、などのニュースも出てきて、従来型の雇用だけでなく、もっと柔軟に必要な人材を獲得する方法が必要なのだろうと感じました。同時に、自分自身も30代後半になったこともあり、「これからどのような仕事をしていくか」「どのようなスキルをつけていけばいいのか」迷いももちろんありました。外部環境と自分のキャリアを考えた時に、「企業の枠組みに囚われないで働けて、企業においても適材適所で人材活用できるような状態」が良いと思うようになりました。そのタイミングで、『スキイキ』という新規事業がはじまることを知り、直感で「これだ」と思いました。自分がそこで何ができるか、やる仕事内容などはあまり深く考えていませんでした。それ以上に、スキイキの事業に興味を持ち、自分自身が貢献したいという想いが強くあったのです。事業責任者の光川に様々な質問を投げかけ、事業理解を深めていく中で、「これまでの経験を最大限活かして、もっとフロントに出て貢献していきたい」という気持ちも重なり、ローンチしたばかりのスキイキに携わることになりました。自分のキャリアを振り返ると、転職を考えた時期ももちろんありました。ですが、「転職をしたい」というよりも「キャリアチェンジをしたい」という想いが強かったことやHR(人材)の領域に関わることをしたいという想いを持ち続けていたことも、今の自分に繋がっています。スキイキにかける想い「人材活用の選択肢を広げていきたい」今の業務とは少しずれるかもしれませんが、自分を働く側の人間として考えた時に、場所や会社の壁に縛られるのではなく、適材適所で活躍できるのが理想だと考えています。そもそもマイナビに入ったのも、働く人の支援がしたかったから。人のマッチングに興味を持ったのは、兄の影響です。当時大学生だった兄が引きこもっていた時期があって、それを見た時に悲しいと同時に、とてもいいひとなのに、社会との接点を持たない事にもったいないな、という気持ちもありました。働くことが人生のすべてではないけれど、自分に合った会社や人に出会うことができれば、変化もあるのではないかと思いました。そこから、それぞれが自分に本当に合う仕事選びができて、会社も人によって発展できるのがいいな、と感じ人材ビジネスや人と仕事のマッチングに興味を持ちました。最近人材活用について思うことは、「雇用にもリスクはある」ということです。人手不足なら社員採用すれば良いという一つの選択肢だけでは急激に変化する市場環境の中で必要な能力や業務の変動への対応は難しかったり、スキルが高い人材の雇用は固定費も増大します。そのため、外部人材活用というもっと柔軟で、もっと自由な人材活用の方法があるということをできるだけ多くの方に広げていきたいと思っています。これまで採用広報や営業時代に培ってきた「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を発揮していきたいですね。最近では、ウェビナーの参加者から「よく理解できました」との声をいただいたりして、やりがいに繋がっています。自分自身が業務で意識していることは、「正解を出さなきゃではなく、まず試して失敗しても次につながればOK!くらいの勇気を持って取り組む」という点。新規事業なので、何の型もなければ、正解がないところに戸惑うこともありましたが、小さなトライ&エラーを繰り返すことで、自分の経験値を貯め試行錯誤すればいいと考えるようになりました。外部人材活用について、はじめのうちは社内と社外での壁が大きく感じるかもしれませんが、人材の経験やパーソナルな背景も含め知っていくと仕事もしやすくなり面白いと感じることがたくさんあります。これも、スキイキを通して実際に外部人材の活用を体験したからです。迷う部分や準備が必要だった経験を踏まえ、業務プロセスの検討においてもご担当者様に寄り添ったアドバイスができると感じています。これからはウェビナーの場で、ユーザーにも登壇してもらうことで、もっと解像度高く「こんな人が業務を手伝ってくれるのか!」という風に伝わればと思っています。少しでも外部人材活用が身近に感じてもらえるように工夫していきたいです。「外部人材活用が当たり前の選択肢に」それまで走り続けます「外部人材の活用が当たり前の選択肢になるように」、企業は柔軟に人材確保できて、人は自由に働く場や仕事を選べるというのが理想的な姿だと思います。個人がスキル活かし成長し、活躍する場所を見つけられるようにすることや、企業が最適な人材とマッチングすることで事業課題を乗り越えたりするなど、スキルマッチングで世の中に貢献していきたいですね。迷える事業者の方は、ぜひ「ウェビナーを予約してください」!(笑)以前、事業リーダーを経験した時に、1人で抱え込んでアップアップしてしまうということもありました。そんな時にもし一緒に伴走してくれる事業運営の経験者がいたらよかったなと振り返って感じます。そのようなお悩みをスピーディに解決するために、ぜひ一歩踏み出してほしいと思います。外部人材の活用は、ノウハウやコストの面だけでなく、第三者、社外の視点が入ることで、いいアドバイスが社内に入るようになります。社内と外注先の中間みたいなところで、気軽に話せる方や壁打ち相手がいると、事業課題にぶつかった際にも心強いと思います。もちろん、スキイキの検討をしていなくても、事業の課題の相談から入ってもらっても問題ありません。外部人材活用前に、そもそもの業務設計の要件定義に慣れていないという方もいらっしゃるかと思うので、そうした部分についてもお気軽にご相談ください。「適材適所」という言葉をベースに、人といい企業が巡り会うサポートをしたいという想いを持ち、ウェビナーなどでスキイキの魅力を伝える石井。外部人材活用が当たり前の選択肢になる日を目指して、『スキイキ』チームの挑戦は続きます。