今回は、カスタマーサクセスからの提言企画として、実際に企業さまからの「お問い合わせ時」「利用契約前の商談の際」「契約・導入後の活用時中」という3つのフェーズごとの観点から、スキイキ利用ないしプロ人材の業務委託活用にあたってのよくあるお悩み・質問をピックアップして解説いたします!副業やフリーランスという言葉はよく聞くようになったかと思いますが、とはいえ不安や不明点もありまだ踏み出せないという企業も少なくないと思います。ぜひFAQとして参考にしていただければ幸いです!【本格検討前】お問い合わせ時によくあるお悩み・ご質問Q.業務委託という形態の活用が初めてでイメージがわきづらい。アルバイトや派遣、外注などと、業務委託との違いやメリットって何?A.プロ人材の業務委託活用は、ひとことで言えば「プロフェッショナルとの契約」です。例えばアルバイト雇用であれば、基本的には業務内容と業務時間のみを基準にして効率的に人手を得ることができますが、反面、スキルやノウハウの程度を問うのは難しく、あくまで単純作業としてルーティン化できる領域で採用することが多いと思います。また、一般的な外注(法人対法人の通常取引)であれば、得意な専門領域を持った他社に、信頼感を持って業務やサービス提供を依頼することができますし、最も慣れ親しんだ外部連携の方法なので事務的なハードルも無く、不安が少ないのがメリットです。ただし、取引相手の企業やその内容によっては発注費用がかさんでしまう事もありますし、何より、その領域におけるノウハウ・知見を社内に蓄積しづらいという面もあります。つまり外注に慣れ過ぎると、外注なしでは、事業やプロジェクトの状況に合わせ柔軟に仕事を作る・進めるということがどんどん難しくなってしまいがちなのです。それらと比較すると、プロ人材と契約し社内に巻き込むということは、単純作業の切り出しではなく、かつ上流の課題から即戦力の専門スキルを取り入れて解決していくということの実現手段になり得るのです。Q.副業・兼業人材とフリーランスはどちらが多いのか。スキルのレベルは?A.極端な偏りはありませんが、おおよそ週の半分くらいの稼働を希望するプロ人材が多い状況です。現在は、ユーザーの方(プロ人材)が登録する際に、形態として「副業・兼業かフリーランスか」を問う選択肢を設けていません。個々キャリア状況は変わっていきますし、業務を委託する際に重要なポイントは形態が何かよりも「どのような事」を「どのくらいの期間」任せることができるのかという点にあると考えているからです。この記事の公開時点でのデータベース集計では、希望する稼働時間について下記のようになっています(複数選択肢)。~10時間(週1〜2日) : 約55%~20時間(週2〜3日) : 約45%~30時間(週3〜4日) : 約30%~40時間(週4〜5日) : 約25%つまり約半分ほどの人材は「週3日以内」程度を想定しており、かつ3〜4人に1人程度は最大週5日までも検討範囲としています。ここから察するに、どちらかといえば、本業がありつつ副業として、もしくはフリーランスだが他の仕事もあり活躍されている方が多いと考えられます。スキルに関しても、項目的にはなりますが、Office系はもちろん、Adobe系のデザインやコーディング、GoogleAnalyticsをはじめマーケティング関連の分析系、AutoCADなど設計系など非常に幅広く、各種ビジネスに関わるアプリケーションやサービスの活用経験が豊富な方がほとんどです。Q.リモート稼働OKにしないと応募は集まらない?A.幅を持たせて募集を掲載し、検討したい応募者と密にすり合わせることが大切です。結論から言うと、そんなことはありません。ただし傾向としては、コロナ禍を経た潮流もあり、少なくとも「一部出社型(会議等では場合により対面を要するがそれ以外は基本リモート)」を希望する外部人材が多いです。実際には、プロ人材の方々はリモートベースだからこそ稼働リソースを確保できていたり、出社ありきを想定していたものの結果的にはリモートでも問題なく連携できたというケースもあり得ます。まずは視野を広めた募集を開始しつつ、応募がありなおかつ期待できそうなプロ人材とは、率直に希望を話し合い、報酬などとあわせて落としどころを定めるのがオススメです。【導入検討時】商談させていただく際によくあるお悩み・ご質問Q.プロ人材と結ぶ契約書は用意してもらえるか。会社側で作らないといけない?A.条件オファー(見積書)はスキイキを介し、オンライン上で完結します!企業様で必ずスキイキ上で行っていただくものは、稼働時間と時間単価報酬を決定する「条件オファー」のやり取りです。こちらはいわゆる見積書のようなもので、企業様が委託したい業務内容に対してユーザーから金額と稼働時間・稼働開始日が提示されます。企業様にて承認していただくと、ユーザーとの契約が成立するという流れです。また、報酬の決定とは別に、秘密保持契約書などの個別契約の締結が必要な場合は企業様側でご用意いただき、ユーザーと締結していただくことも可能です。企業様によっては結ぶべき契約書が複雑というケースもあるかもしれませんので、詳細はお問い合わせください。Q.プロ人材には、最短でいつから稼働してもらえるのか。プロジェクト参加までの期間は?A.まずは、募集からおおよそ「1ヶ月」以内を目安にしましょう。実際には、どのような分野・職種のプロ人材を募集するのかや、また応募があった候補者とどれくらいすり合わせることがあるか、そしてどのくらい選定に悩まれるか等でも変わります。あくまで『スキイキ』での今の傾向で言えば、まずは募集開始から1ヶ月以内を目標にカスタマーサクセスが併走させていただくようにしています。ちなみに、募集自体は原稿校了後「最短翌日」に可能です!スピードが求められるスタートアップ企業・事業や、特定期間だけ急遽サポートを要するプロジェクトなどにも対応しやすいはず。ぜひご検討ください。【ご契約以降】導入後の活用にあたりによくあるお悩み・ご質問Q.どのような原稿が応募活性化のために効果的?A.掲載する募集業務に応じて、カスタマーサクセスが相談させていただきながら作成します!具体的には、「タイトル」および「求めるスキル」の部分は、やはりプロを募集するとなると特に大事になってきますので、応募側(プロ人材)にとってイメージしやすいように、そしてなるべく応募後に齟齬が無いように、ということがポイントです。Q.良い応募がもし無かったらどうすればいい?A.契約プランにも一部組み込んでいる「スカウトメール」機能を活用しましょう!登録人材を、スキル・経験・居住地など様々な条件から検索し、スカウトメールでアプローチすることができます。ご希望をいただいた場合はカスタマーサクセス行配信代行いたしますので、対象条件の確認や、状況により見直しなどご相談の上、最適な人材マッチングに向けて伴走いたします。Q.募集開始から稼働までの流れはどのようになっている?A.募集掲載に対して、下記の流れが基本となっています。ユーザーからの応募書類選考(スキイキの専任CSがサポート可能)Web面談人材からの条件オファー(見積書)提示条件オファーを承諾しスキイキ上で契約稼働開始④については、もし希望するプロ人材と出会えた場合は、稼働開始日を確認して条件オファー(見積り)が提示されますので、⑤でそれを承諾いただくと両者間での契約が成立する流れになっています。業務内容などによってその他の契約が必要な場合は、任意で締結した後、スピーディーに稼働まで進めることが可能です。Q.プロ人材の稼働時間の管理はどのように行うのがいい?A.基本的には各社行いやすい方法で問題ありません。ただし、「契約人材の方の希望するタイミング・スパンを重視する」ということもあれば、例えば「スプレッドシート等で共有管理できるようにする」「稼働前・稼働後に簡単な報告をもらう」などのなるべく常に把握しやすい方法もあります。基本的には企業様の都合に合わせて、考えられるパターンをアドバイスさせていただきます。Q.契約した後、まず最初の稼働にあたってどのようにすればいい?A.依頼する業務にもよりますが、基本的にはまず初回ミーティングを設けましょう!実は契約直後の業務がとても重要です。簡易的なタスクでもいいのでお任せしてみると、コミュニケーションの積み重ねによってその人材への理解が進み、良い関係性・連携方法の模索につながるということもあるのです。逆に、契約したのに仕事をすぐに任せられないと、プロ人材側も不安になってしまうこともありますので、まずはお願いしてみるというのがオススメです。いかがでしたか?私たちのもとへよくいただくお悩みについて、導入検討・活用のフェーズごとに整理してピックアップしてみました。総じて、「プロ人材というものへの考え方・捉え方がまだ難しい」という不安から生まれてくるご質問が多いのかな、と日々感じています。私たちも、固定観念に縛られず課題にあわせた人材戦略へのアドバイスを提供し続けないといけないということ、そしてマッチングプラットフォーム『スキイキ』をどんな企業・人材にとっても使いやすいように進化させ続けること、そうしたことを改めてまとめながら痛感する機会となりました!これから外部人材の活用を検討する方や、既に検討中の方などにとって、不安解消の参考になれば幸いです。